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メルヴェーユ株式会社

〒603-8322
京都市北区平野宮本町35

プラセンタのパイオニア

プラセンタ市場で注目度が高まってきている馬プラセンタ。
市場では圧倒的に豚プラセンタが占めるが、最近では国内産だけにとどまらず
海外産のものまで流通されており、今後もその需要度は増してくることが推察される。
その馬プラセンタを国内で最初に上市したのがメルヴェーユ(本社京都府京都市、075⊶466⊶6500)だ。
同社とプラセンタとの関わりは古く、プラセンタ市場を構築したパイオニア企業といっても過言ではない。
そこで同社の代表取締役社長、内藤昌勝氏に話を聞いた。

プラセンタのパイオニア的存在、国内最初に馬プラセンタを上市

貴社がプラセンタを取扱うことになった経緯を教えてください。

25年ほど前に医薬品としてのヒトの胎盤プラセンタを顔などに試験的に使ってみたらシミなどに効果的だったのです。そこで研究・開発に注力し、化粧品や健康食品への転用素材としてプラセンタ製品を上市しました。

研究開発には苦労されたのでは?

プラセンタには組織再生機能があることが当時のデータなどでもわかっていました。実際に一部の医療機関では胃潰瘍の治療としてヒト胎盤プラセンタの皮下注射が行われていました。ただ当時はまだプラセンタ治療に対しての認知度も低く、医師の中でも肯定派は多くはありませんでした。弊社ではやけどの傷跡で悩んでおられる100名程度の方々に試験的にお使いいただきました。その結果、多くの方々に喜ばれ、そういった積み重ねを地道にやっていきました。

最近になって馬プラセンタへの注目が集まってきているようですが、貴社が2006年に国内で最初に上市したと記憶しています。その経緯を教えてください。

東南アジアに行った際に弊社の豚プラセンタ製品を薦めたのです。そうしたら「豚はダメだ」と言われまして。BSE問題で牛もダメだからあとは馬しかない。でもどうしても取引がしたくて北海道の新冠まで行って扱ってもらえることになったのです。ところが2006年当時は馬のプラセンタ自体が日本国内で許可されていませんでした。私は、何度も厚生労働省とかけあってやっと承認をもらったのです。

貴社は原料調達を安定的に行えるシステムを構築されていますが、原料だけの供給ということを行わず製品供給のみに徹しているようですね。国内産の馬プラセンタ原料への要望も多いのではないかと思いますが、原料としての供給を行わない理由は何ですか?

弊社は創業当初よりプラセンタについての研究を重ねてきており、その効果についても認識しています。原料供給だけを行うと最終製品での配合比率や他の素材との組み合わせで効果にムラが出てしまうことが考えられます。その結果として、馬にせよ豚にせよプラセンタは効果がないといった悪い評判が立ってしまったらせっかく盛り上がってきた市場が衰退してしまうことも考えられます。そのために自社で管理ができる自社製品のみでの供給に徹しているのです。

今後のお考えを聞かせてください。

プラセンタは医療現場でも取り扱われており、また健康食品、化粧品といった健康産業でも市場は拡大しています。消費者の方々に「プラセンタは良いね」といつまでも喜ばれる存在でありたいですね。そのために常に良質の製品、永くご愛用いただける製品をお届けすることが使命だと考えています。